■確実な気密性
VL型防熱扉は、閉じる直前(約100mm手前)に施されたレール端末切り込み傾斜加工の作用により、扉が自動的に枠側へ斜め45度方向に落ち込み、扉の自重によりパッキンが圧縮されます。
更にレールに取り付けられたラッチにより扉が固定され、絶えず同じ位置で確実にパッキンを圧縮します。
以上のように、パッキンへの圧縮力は扉本体の自重による圧力なので機械的な無理がなく、常に同じ状態で気密性が保持されます。
■パッキン廻りの氷結防止
冷蔵庫の扉パッキンは、絶えず室内の冷気が接触しておりますが、室内温度が-30℃~-50℃の超低温になるとパッキン類は忽ち弾性をなくし割れてしまうので、特に効率の良いパッキンの保温方法が必要になります。
本扉の扉廻りには、二重の気密パッキンが取り付けられていて、扉が閉じた際にパッキンの内側に空間(空気トンネル)ができます。この空間を温めるようにヒーターを組み込むことで、パッキンの氷結を防いでいます。また、サーモスタットを設置しているため、常に適正温度を保つことが可能です。